βグルカンの効果と効能

がんに効く、がんを抑える、がんが治ったβグルカン健康食品の作用とは!?
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がん治療中のβグルカン摂取の効能
実はβグルカンには、積極的にガンと闘うための用途だけではなく、進行ガンの延命とQOL(生活の質)向上にも役に立つのです。外科医師による研究報告では、βグルカンを化学療法と併用することによって、末期胃ガン患者さんの延命と腫瘍の抑制に効果があったことを報告されています。

現代のがん治療に欠かせない抗癌剤はがん細胞を障害すると同時に、残念ながら一般に骨髄の細胞すなわち血液細胞(免疫細胞もその中の一部)や、消化管粘膜細胞をも弱めてしまいます。いわゆる抗がん剤の副作用は、これらの免疫細胞の破壊や現象に起因しているのです。
しかし、βグルカンを摂取することで免疫系の細胞が活性化されると、ガン免疫だけではなく、免疫系細胞の抗癌剤に対する抵抗力も高まると報告されています。これは、抗癌剤に攻撃されたためにリンパ球や好中球などの一部が死滅しても、残った免疫細胞がβグルカンで刺激されることでサイトカインを大量に分泌し、仲間の免疫細胞を増殖させ、抗がん剤に抵抗するものと考えられています。

抗がん剤による化学療法の副作用としては、味覚異常や 嘔吐・下痢・食欲不振などが現れます。

抗癌剤そのものが延髄の嘔吐中枢(Chemoreceptor Trigger Zone)を直接刺激する作用機序があります。また、免疫細胞が減少したり腸管粘膜細胞が障害されると、大量の腸管内有害細菌や有害抗原物質が腸管粘膜の免疫バリヤを突破して粘膜下で炎症を起こしてしまうことで、様々な消化器系不快症状として抗がん剤の副作用が出現してきます。

βグルカンは、腸管粘膜での免疫細胞を中心に強く活性化させます。がん細胞を見つけて攻撃する能力も高めます。またその一方では、抗がん剤による化学療法で最も傷めやすい部分をβグルカンがまず強化・保護してくれる機能があるのです。

このため、抗がん剤の化学療法の副作用を抑制し最小限に食い止められます。その結果、抗がん剤の苦痛を和らげることもでき、QOLを高く保持したままに、化学療法を継続することができるのです。

権威ある医療施設や研究機関でもβグルカンの利用が注目されはじめているのです。
βグルカン栄養食品は経口投与でも、腸管免疫で免疫細胞を刺激することで全身の免疫が活性することも判りました。むしろ注射剤でβグルカンを体内投与するよりも免疫細胞が集中する小腸で作用する経口投与の方が効果が高いとする説がある程です。しかし、これらの採用効果もそのβグルカンが非常に品質の良い、つまりβ1,3Dグルカンが沢山入っているβグルカン健康食品でなければ期待した程の効果は得られなのです。
βグルカンによる免疫賦活は誰もが主目的に挙げたい効能ですが、実際のβグルカンの最大の存在意義は、がん治療で化学療法を受ける際の苦痛や副作用の軽減ではないでしょうか。がん患者のQOL( Quality of Life)を改善させる効果が得られることは、非常に重要なことです。

βグルカンの健康食品は、経口摂取であるため患者自身が自らの意思だけで飲むことができます。しかも、βグルカンの効果は、高品質のβグルカン健康食品であれば注射での投与よりも経口での投与の方が、期待できる効果が高いのも特筆されます。

また、最も心配なのは、抗がん剤との併用による副作用です。近年の抗がん剤治療は、複数の抗がん剤を同時期に併用することで相乗効果が上がることが判り、2,3種の抗がん剤を併用することも増えてきました。しかし、抗がん剤の併用は時には副作用の増大を引き起こしたり、症状を悪化させたりする場合があることも報告が少なくないのです。それだけ抗がん剤は複雑な相関関係の下に投与されているものなのです。

しかし、βグルカンという成分だけであれば、抗がん剤と同時期に併用することには、なんら問題はありません。βグルカンは極めて安定な物質であるため、抗がん剤の成分と化学反応を起こしたり、またそれらを助長したりするような成分ではないからです。このことは、βグルカン健康食品が数十年に渡って使われてきた歴史が証明となっていると言えます。むしろ、βグルカンには抗がん剤の副作用を抑制・低減する効果が期待できるわけですから、抗がん剤投与前から投与中に掛けてこそ積極的にβグルカンを摂取することが推奨されます。

このようにβグルカンは、がん治療における抗がん剤の化学療法に際して、積極的に併用されることで病状が好転する期待値はさらに高まることが期待できるのです。

このβグルカンという成分は、多くの健康食品に含まれる成分となっており、健康雑誌での度々の特集に留まらず、「βグルカン」とネット検索すると数十万件のページと商品が溢れています。これだけβグルカン健康食品が多数市販されているのです。

しかし、βグルカン健康食品を選ぶ場合には、メーカーやモノによってβグルカンの量や質が大きくことなり消費者を混乱させています。質の悪いβグルカンならば摂取しても無駄が多いため、質の良いβグルカンを選んで購入し、摂取することが、がん予防やがん治療に役立つβグルカン健康食品です。
 
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がん治療前からのβグルカン摂取の効能
βグルカンを摂取することで、
 ・免疫細胞の活性化
 ・がん細胞の増殖抑制・縮小退化

などの効果/作用が、観察されます。これは世界各国の多くの研究者によって確かめられた事実です。
これらの論文や研究報告から、「βグルカンで免疫細胞を活性化すれば、がんが消える・治せる」 と論理が飛躍し、実際の効果以上に期待された時期がありました。残念ながら、βグルカンだけで全てのがんが治癒するわけではないことも事実です。

まず残念な現実としては、βグルカンを代表とするサプリメント・健康食品を、統合医療や代替医療としてがん治療に並行して摂り始めるがん患者は、殆どの場合において病院での手術・抗がん剤・放射線 といった、西洋医学の攻撃的な治療を受けています。これらの治療法は現代のがんの3大治療法と呼ばれるほどに定型的な治療パターンなのですが、治療と同時に体内の免疫システムに対して相当のダメージを与えてしまいます。
そのために免疫力が弱り過ぎており、がん治療のためにとβグルカンを飲み始めても免疫力が正常化するには遅すぎていると考えられます。
また、がん細胞の進行し過ぎたため増殖スピードが加速し、もはやβグルカンによって免疫力を活性化することによるがん細胞の減では追いつかない場合もあります。

患者ががんを宣告されて動揺し、冷静さを失っているうちに医師、病院は通常の3大治療(手術, 抗がん剤, 放射線)の段取りをどんどん進めてしまいます。患者が正気に戻った後に気が付いてみると、術後再発や化学療法で弱り切った体はβグルカンでさえも活性化が困難なほどに免疫力が低下していることでしょう。

βグルカンの摂取開始は、早ければ早い程に効果的なのです。

これらの事態を引き起こさないために、日常から免疫強化を常に意識することでしょう。遅くとも、がんの発病が発覚して際には、その後のがん治療に対して手遅れにならないように、できるだけ早く免疫強化が可能な健康食品の摂取を開始するべきでしょう。その際にはβグルカンは免疫賦活を目的とした最も期待できる成分と言えます。
 
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βグルカンに活性される免疫細胞群
CTLとは、Cytotoxic T lymphocyte : 細胞障害性Tリンパ球のことです。このCTL上のCD8陽性細胞はβグルカンと密接な関係にあります。

それはβグルカンを摂取することでCD8陽性細胞という免疫細胞が増加することです。βグルカン投与の作用反応としてCD8陽性細胞の増加したという研究報告が多く発表されているのです。この現象は草食動物以外の哺乳類にはほぼ共通した現象なので、犬や猫に対してβグルカンを与えた場合にも同様に発現しβグルカン食品を与えた後にCD8陽性細胞が一時的に増加します。

がん細胞に対する免疫反応を誘導する場合には、がん細胞に障害を与える力を持つ免疫細胞を誘導増殖し、活性化させることが重要です。がん細胞に対して、この「細胞障害性」を持つ細胞というのは、CTL、NK細胞、NKT細胞などの免疫細胞があります。中でも代表的ながん細胞殺傷能力を持つCTLは興味深い挙動が観察されます。

CTLとは? CD8陽性細胞とは?
まず、CTLとは、正式名称を細胞障害性Tリンパ球、Cytotoxic T lymphocyte と言います。このCTLは、Tリンパ球の一種で、宿主にとって異物となる細胞を認識して破壊する作用を持っています。以前は“殺し屋”の名を冠して、「キラーT細胞」と呼ばれていました。異物と認識される細胞とは、移植された細胞、ウィルス感染細胞、癌化した細胞などです。

CTLは、表面にCD8抗原分子を発現しているT細胞から分化することで生まれます。元々未分化で幼弱なT細胞は胸腺で発育し選択されることで、以降はCD4抗原分子を発現するもの、CD8抗原分子を発現するものなどに分化してゆくのです。

CD4分子を発現するもの(CD4+細胞)はやがてヘルパーT細胞(Th)となり、CD8分子を発現している細胞(CD8+T細胞)が活性化されるとCTLとなります。ヘルパーT細胞にはTh1 細胞とTh2細胞がありますが、Th1細胞が分泌するIL-2(インターロイキン2)とIFN-γ(インターフェロン ガンマ)によってCTLは強化されます。

CD8+ T細胞はそのままではまだ細胞障害性(ガン細胞などを殺す能力)は持っていません。CD8+ T細胞は活性化されCTLとなって初めて細胞障害性が発揮されるのです。

CD8+T細胞からCTLへの分化
CD8+T細胞は、その表面にあるTCR (T cell recepter ; T細胞受容体)が抗原提示細胞(APC; Antigen Presenting Cell)から抗原提示を受けます。それと同時にAPC上にあるCD86分子 (補助刺激分子)と接触して活性化シグナルを受け取ることで、未熟なCD8+細胞は抗原ペプチドを認識してこれを特異的に攻撃するようになります。

CD8+T細胞の抗原認識
CD8+T細胞上にあるCD8抗原分子は、MHC class喫子(自己の細胞であることの標識となる細胞表面分子)を認識する性質を持っています。TCR分子は、CD8分子と共同してMHC Class-抗原断片複合体に強く結合します。

CD8+T細胞は、TCRとCD8をの二つの鍵を二重に働かせることで、細胞表面にMHC Class 喫子を持つ細胞(すなわち元々自分の細胞であった印を持つ細胞)で、しかも細胞表面にウイルス断片やがん化してがん細胞特有の異常な抗原も現れている細胞を認識することが出来るわけです。

CD8+T細胞では、TCR (T cell recepter ; T細胞受容体)とCD8分子が共同して働くことで、元々自分の細胞でありながら腫瘍化したりウィルスに感染した細胞を認識できるわけです。そしてCD8+細胞が活性化し、CTL(細胞障害性Tリンパ球)へと分化することで、生体にとって危険ながん化した細胞群を破壊殺傷するのです。CTLは一度接触し抗原認識した細胞しか攻撃しないのですが、NK細胞 (ナチュラルキラー細胞)は、初めて出会った標的細胞でも攻撃することができる点でCTLとは性質が異なっています。このことからCTLの免疫反応は獲得免疫(acquired immunity)であり、NK細胞の免疫反応は自然免疫(innate immunity)と分類されています。

CTLの標的細胞破壊メカニズム
CTLは標的細胞を認識するとパーフォリン(perforin)、グランザイム(graznzyme)、TNF(tumor necrotizing factor)などを放出したり、ターゲット細胞のFas分子を刺激し、細胞の自殺=アポトーシス(apoptpsis)を誘導することで異物細胞を破壊します。
Fas分子はあたかも細胞の自爆スイッチのようなもので、これを刺激されると細胞は萎むようにして寿命を迎え自殺(アポトーシス)します。Fas分子はT細胞やB細胞表面に発現していますが、CTLやNK細胞にはFas分子のスイッチを押すFas L (Fas Ligand)と呼ばれる分子があり、Fas分子にFas Lが接触することでアポトーシス指令が出されます。これは異常になってしまった細胞に自殺命令を出すような働きです。

CTLが放出するパーフォリンは、普段CTLの細胞質内顆粒に蓄えられており、これは蛋白質のモノマーです。CTLが標的細胞に接触すると、パーフォリンモノマーが分泌され、モノマー分子は標的細胞上で凝集してオリゴマーとなり、標的細胞に小さな孔を穿ちます。この孔を通じてCTLが標的細胞中にグランザイムBという分子を注入し、内部から標的であるがん細胞を破壊します。ここでCTLはパーフォリンで自分の細胞に孔が開かないように、パーフォリンに対して抵抗できる膜構造を持っています。

このようにしてCTLは常に異常化した自己の細胞を取り除き、生体細胞全体の健康を守っている免疫機能の要的な存在なのです。

βグルカンとCTLの挙動が結び付けられたことで、βグルカンの免疫システムへの関与が決定的になりました。
 
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βグルカンとヘルパーT細胞
パイエル板から全身循環に飛び出すB細胞もβグルカンと関連の深い免疫細胞です。

パイエル板で抗原刺激を受けたB細胞は、形質細胞に分化すると、全身循環を経由した後に腸管に再分布します。そして粘膜の下でIgAを盛んに分泌します。

分泌されたIgAは細胞外で二つの分子がペアになることでIgA二量体を形成します。 IgA二量体は、腸管上皮細胞の基底膜側(粘膜面と逆側)の受容体と結合し、上皮細胞の中に取り込まれ、その後に細胞内を横断して粘膜面側に輸送され放出されます。

細胞の食作用で取り込まれた後に小胞に包まれて移動し、反対側へ放出されるこの反応は「トランスサイトーシス(transcytosis)」と呼ばれています。腸管免疫においては、抗原が粘膜の下に取り込まれる際にM細胞によってトランスサイトーシスされ、さらにIgAが粘膜外に分泌される際にもトランスサイトーシスされるわけです。

ヘルパーT細胞の活性化で免疫機能全体の増強
パイエル板ではB細胞が活性化されるだけではありません。免疫応答の司令官であるヘルパーT細胞も活性化されることで、ヘルパーT細胞は様々な指令を発しています。

具体的にはヘルパーT細胞もサイトカイン類を放出するのですが、B細胞を活性化するIL-5,IL-6以外にもIL-2、IFN-γ(インターフェロン − ガンマ)などを産生することで免疫を刺激しています。

IL-2は、T細胞自身の増殖分化を活性化し、NK細胞の活性を上げ、LAK細胞を誘導するなどの様々な作用を持ち、免疫機能全体を増進する中心的役割を担う、非常に重要なサイトカインです。ヘルパーT細胞が出すIL-2によってヘルパーT細胞自体の数と活性が増え、病原菌の感染に対する免疫力が高まると言われています。

また、IFN-γも様々な作用を持っています。まず抗腫瘍作用の強いIFN-αとIFN-βの作用を増強します。また、IFN-γは白血球を感染局所に誘導する作用やマクロファージを刺激して貪食・殺菌作用を強化します。

複雑に相互調節している免疫細胞群
ヘルパーT細胞にはTh-1とTh-2があり、Th-1細胞から分泌されたIFN-γはTh2反応を調節する作用も持っており、過剰にTh-2が反応しないように抑制していると考えられています。Th-2反応とは、抗体産生を中心とする免疫反応と言えます。

全身の70%にも及ぶリンパ球が集まる腸管からはIL-2、IFN-γ以外にも多くのサイトカイン類が分泌され、全身の免疫組織を刺激しています。その他にも、パイエル板で活性化されたリンパ球やマクロファージが、腸管から出て全身のリンパ組織に向かい、各所で病原体への免疫攻撃にも参加しているのです。

腸管は免疫細胞の中央総指令室
腸管の免疫組織は免疫システム全体の「中央総指令室」兼「訓練場」兼「士官学校」と言えます。しかも腸管は、最も大量の外敵つまり病原体や異種抗原に接する攻防の「最前線」でもあるのです。


腸管免疫の異常は多くの慢性疾患の原因にも
近年に増加傾向のある喘息やアトピー、花粉症などの疾患は過剰な免疫反応が原因です。免疫システムが過剰反応する理由は、腸内環境の異常を原因とする腸管での異常な炎症反応です。

また、腸管免疫と癌(がん)との関連は、その発病から転移、治療まで全ての段階での強い関連性が注目を集めています。がんを発病した人の多くは腸粘膜が汚く腫れ、多量の宿便が付着し、慢性の炎症を生じているとの研究成果が報告されています。つまり腸内の慢性炎症が原因で免疫細胞の力の大多数が腸粘膜での攻撃に消費されてしまい、その他の全身の腫瘍細胞監視機構にまでは免疫細胞の手が足りなくなった結果が、がんの発生とその成長とされているのです。

何度も何度もガンの再発、転移が繰り返されてしまう がん患者は、腸管免疫機構が十分に機能していないことが主因と考えられます。腸管免疫が機能不全の状態では手術や抗癌剤、放射線の治療を行ってても再発・転移を防止することができず、体の負担のみが増幅・蓄積されている悪循環とも言えます。

腸管免疫機能を高めるβグルカン
腸管免疫の機能を高めることによって、全身の免疫能力を高めることができます。全身の免疫力が高まれば、万病を予防し、アンチエイジング・長寿の効果も期待できるのです。

βグルカンは腸管免疫のパイエル板を中心とした免疫監視機構の中に取り込まれることで免疫応答の連鎖を起こし、全身に指令を出させることで免疫機能の向上が見込める機能を持っているのです。
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βグルカンとB細胞
βグルカンが刺激する腸管免疫システムの注目すべき性質は、腸管粘膜上の個々の免疫細胞たちの行動です。


腸管内に流れてきた抗原がパイエル板を覆う天井の膜にあるM細胞に取り込まれ、免疫細胞のネットワークに渡され、IgA抗体が作られるようになります。

抗原情報はM細胞 → 抗原提示細胞(APC) → ヘルパーT細胞およびB細胞へと伝わり、ヘルパーT細胞などから出されたIL-5(インターロイキン5)やIL-6(インターロイキン6)の刺激によって、特定の抗原に反応するB細胞が局所で形質細胞に分化成熟することでIgAを生産するようになります。

ここで、IL-5、IL-6は、ともにB細胞を形質細胞に成熟させてIgA分泌を誘導させるのに必須なサイトカイン(免疫細胞間情報伝達物質)なので、「IgA誘導サイトカイン」と呼ばれます。また、IgAは、Immunoglobulin Aの略で、抗体の一種です。IgAは主に粘膜の分泌液中に出される抗体で、粘膜免疫の主役と言える程に免疫システム中でも重要な役割を果たします。です。IgAは消化管だけではなく、気道粘膜にも分泌され、風邪のウィルスなどから喉や気管支を守る役割を担っているのです。

腸管粘膜は、気道に比べて遥かに大量の細菌や異物に晒されているために抗体による防御の必要性も気道より遥かに高いものです。このため、腸粘膜下に存在する形質細胞(プラズマ細胞。B細胞から分化)は、全身に存在する形質細胞の80%近くにも達し、一日になんと5000mgものIgAを生産分泌しています。

B細胞はパイエル板内で形質細胞に分化し、その場でIgAを分泌し始めますが、一部は毛細リンパ管に入ります。更に腸間膜リンパ節を経由した後、体内でも最大の太さの「胸管」と呼ばれるリンパ管に達し、そこから血液循環に合流することで全身の隅々まで循環できるようになります。
血液中に入った形質細胞(B細胞)は血液循環に乗って全身を循環した後、再び腸粘膜にもある毛細血管にまで戻ってきます。そして、毛細血管の先に続く、「高内皮細静脈(high endothelial venule)」へ辿り着くと、形質細胞(B細胞)は管の内腔を覆う内皮細胞表面に生えている接着分子 MAdCam-1(マドキャムワン)と接着します。そして、内皮細胞同士の隙間に入りこみ、血管外に出て再び腸管粘膜の下に分布します。
この一連の形質細胞(B細胞)の循環行動をB細胞のホーミング(=帰巣)と呼ばれます。
このようなB細胞のホーミングは、パイエル板で抗原に対するIgA抗体を作るまでに成熟したB細胞をパイエル板以外の腸管粘膜全体にも分布させることで、効率よく大量の抗体を産生させるのに最適化された行動なのです。

また、B細胞が全身の免疫力に影響を及ぼすのは、B細胞が腸粘膜の血管循環だけに留まらず、全身の血液中を循環することで、サイトカインや細胞表面レセプターを通じて体中のリンパ球や免疫関連組織と接触し、相互に細胞間コミュニケーションをとることが出来るためと考えられます。


βグルカンを経口摂取した後に腸だけでなく全身の免疫力向上に影響を与えられるのは、ホーミングのサイクルを繰り返す免疫細胞、特にB細胞の動きが深く関与しているわけです。
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βグルカンと細胞性免疫
βグルカンが免疫力を賦活させることは様々な研究と実験から効果の信頼性が確認されていますが、高分子であるβグルカンが如何にして腸粘膜へ作用するのかというメカニズムはまだ推論です。
実験結果として確認されている免疫賦活現象を説明する仮説として有力なのは、βグルカンは腸管へ吸収されなくとも腸管免疫を刺激し、それによって体の免疫力を高めているとする仮説です。
腸管粘膜の中でも最大の免疫システムが集結する小腸粘膜には様々な食物栄養素と接することで免疫を調整する機構があるために免疫細胞も集中し、ここでβグルカンと免疫細胞が接触をすることで免疫細胞の活性化が発現しているとする説が有力です。

ここでは、βグルカンが作用する根幹となる腸管粘膜の微細構造について焦点を定めて見ましょう。

腸を切り開いて内面の腸管粘膜を目視すると、肉眼でも見える程度の絨網の無い丸い組織が点状に存在するのが観察できます。これは、パイエル板(Payer’s patch) と呼ばれる組織で、絨網に非常に小さな毛状の突起が密集する構造で、肉眼では毛のように見えます。これを顕微鏡で観察すると、その毛先の一点の細胞表面にも更に微小な毛状構造を呈している構造を見ることができ、これを「微絨毛」と呼んでいます。
パイエル板は、1677年にスイスの医師パイエル (Joseph Conrad Hans Peyer)が、小腸の解剖研究をしている際に、絨毛は小腸内部に均一に生えているのではなく、ところどころに絨毛が未発達の領域がパッチワーク状に点在 していることを発見し、Peyer's patch(パイエル板、パイエルのパッチ)と名付けました。このパイエル板の機能は長らく不明だったものの、1970年代からの免疫学の進歩に伴って、腸管免疫の中心的な舞台として生体防御に重要な働きを担っていることが判明しました。その後、近代になって組織学的な解析が行われた結果、この「パッチ」の深部にはさらにリンパ小節が平面上に集合していることが明らかになりました。 そのため今ではこのリンパ小節による平板状のリンパ組織を指してパイエル板と呼ぶようになっています。

その後、パイエル板に関しては次々と新しい発見が発表され、重要な免疫機関であることが解ってきました。

人間の体にはところどころにリンパ球が集結している免疫器官があり、これは「リンパ小節」と呼ばれます。パイエル板はリンパ小節が平板状に集合した「集合リンパ小節」と呼ばれるものの一種です。
「リンパ球」とは白血球の一種で、全白血球のうち数では約25%ほどを占めています。「リンパ球」は生体の免疫システムの中で免疫応答の指令を出したり、 抗体産生をして異物を攻撃したりする役割を持っています。比較的小さい免疫細胞で丸い形状をしており、他の白血球、例えば単球や顆粒球などのように異物の細菌を捕食して消化するような能力は持っていません。しかし、リンパ球は、免疫システム全体の細胞間情報の相互通信を統括するという重要な役割を担っています。

このリンパ球にも幾つかの種類があり、T細胞(T cell)、B細胞(B cell)、NK細胞(NK cell)などに分類されます。これらのリンパ球の機能については今では非常に詳しく研究されており、それぞれが免疫システムの重要な役割を持っていることが解明されています。

T細胞は、「細胞性免疫」を担います。細胞性免疫とは、主にがん細胞やウィルスに対する免疫に関わる反応を担っています。T細胞には、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、NK細胞、マクロファージなどがの免疫細胞が分類されます。

B細胞は「体液性免疫」あるいは「液性免疫」ともいうシステムの主役です。これは主にカビ(真菌)や細菌に対する免疫作用です。B細胞から分化してプラズマ細胞 (形質細胞)が作り出す抗体(免疫グロブリン、Immunoglobulin)によって異物や病原微生物を攻撃し、抗体の取り囲まれた異物はマクロファージなどにより貪食されることで排除されます。

NK細胞はT細胞の指令の元で活性化されますが、単独でもがん細胞を見つけると直ちに攻撃を加え、がん細胞に孔を穿ちガンを破壊します。

腸管粘膜のパイエル板はこのような免疫機能を有するリンパ球が結集している集合リンパ小節なのです。
 
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βグルカンの経口摂取効果
βグルカンが免疫システムへ関与する腸管免疫について見てみましょう。

腸管内には有用、無用を含めて無数の腸内細菌が生息しています。同時に、外界から侵入する病原菌や毒素などの脅威にもさらされているのが腸管内の過酷な環境なのです。るため、このような外界からの侵入者に対抗するため腸管は独自の免疫系を発達させているのですます。

小腸の粘膜上皮細胞の間には小腸上皮間Tリンパ球という特殊なリンパ球が存在し、消化管の粘膜にはリンパ球が集まったリンパ装置が散在しています。リンパ装置は丸い形状を成していて、形でその中はスポンジのような網目構造をとり、その隙間にリンパ球などの免疫系細胞がぎっしり充満されている構造です。

胃の出口である幽門部にも比較的大きなリンパ装置が密集しています。

また、十二指腸や小腸には、無数の小さいリンパ装置が粘膜表面直下に延々整然と並んでいます。おり、特に小腸末端の回腸にあるリンパ装置は大きく広がっており、その機能と免疫活動が活発なためにで、パイエル板という名称が与えられています。

その他には盲腸の粘膜表面下にも、リンパ節と見違えてしまう見まちがえるほどの程に多数のリンパ装置がひしめきあっており、また、結腸、直腸にかけての大腸にも比較的大きなリンパ装置が並んでいます。


このように消化器官管は食事からの栄養物を摂取する器官であると同時に、常に食品とその付属物という体外からの侵入物との攻防を余儀なくされる器官なのです。そのため消化器官はり、栄養の吸収の効率を高めるために、その管腔面に絨毛という多くのヒダを発達させて表面積を確保すると同時に、この広い、ヒト腸管粘膜の全域に免疫組織を張り巡らせているのです。この腸管粘膜の表面積はテニスコート2面分に相当する程に広いため、そこにといわれています。したがって、そこに存在するリンパ球の数も非常に多くなっています。免疫抗体を作るBリンパ球の数に関しては、体内全体の70〜80%のBリンパ球がこの腸管粘膜のリンパ装置などに存在しているのです。このことから「と言われています。つまり、腸管粘膜」は人間の体内体臓器の中で最大の免疫組織であることが解ります。といえます。


腸 管は体内からだの中にあるとはいえ、体外外部とも通じているため、様々な異物による刺激を受け続けています。腸管には食べ物をはじめ初め、有害な物質や病原菌なども侵入してくるため、きます。からだを守る免疫 系システムにとっては攻防の最前線なのです。この最前線の免疫細胞を食品成分で直接活性化したり、腸に棲みついている腸内細菌の種別構成叢を変えることによって、体全体の免疫機能 へ影響を変化させたり、強化することもできるのです。ます。これが免疫賦活機能性食品の働きです。

腸管内の細菌の状態や食べ物の傾向などによって、いわゆる「腸内環境」が形成形作らされ、その物質群が腸管粘膜と接することによって、腸管粘膜で表面の免疫細胞は免疫組織から様々な信号を受け取ります。
腸管の免疫組織は「腸内環境」の適度な良い刺激によって高められたり、あるいは逆に激しすぎる刺激で疲弊し弱体化したりすることが全身の体調さえも左右しています。免疫力の後退や免疫力の過剰反応という症状として発現することもあります。

経口摂取する健康食品
食事による免疫賦活作用とは、このような腸管免疫系に適度な刺激を与えて、からだの免疫機能を活性化することです。つまりにほかなりません。腸管免疫を活発な状態へ変化させにしていくことることが、体全体の免疫力を高めて、ガンの予防や治療に有効であることを同義なのです有益です。

口からの摂取によって免疫賦活作用を示す食品成分は数多く幾つか発見・開発さ見出されていますが、その代表がきのこ類や酵母に含まれるβグルカンなどの多糖類です。特にβグルカンの中でもβ(1→3)-D-グルカンを主成分とするβグルカン健康食品は、特筆すべき治療成果があがることがあるために世界中で研究開発が進みました。

免疫力向上に特に効果の高いβグルカンが豊富に含まれているとされる きのこ類は、アガリクス、
チャーガ(カバノアナタケ)、ハナビラタケ、メシマコブ、ハタケシメジなどが枚挙に暇が無い程に氾濫しています。しかし、βグルカンの量が本当に多く、しかもβ(1→3)-D-グルカンが豊富に含まれているのは、代表です。
きのこ類ではなく以外ではパン酵母菌です。細菌の一種である酵母菌の体内からβグルカンを抽出し、精製工程を経ることで大変に品質の良いβ(1→3)-D-グルカンが抽出されるようになりました。これらのβグルカン健康食品は、「パン酵母由来のβグルカン」として販売が開始されています。
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βグルカンの吸収メカニズム
抗がん剤として開発・認可された抗がん剤にはβグルカンを血管投与するクレスチン(ピシバニール、レンチナン、シゾフィラン)があります。一方で、経口摂取するβグルカンとしての健康食品・サプリメントがこれほどまでに普及しているのは何故でしょう。両者に効果の差はあるのかを検証してみました。

この比較結果を解明するには、βグルカンが免疫力を上げる仕組みに遡及する必要があります。

免疫細胞であるマクロファージやリンパ球の表面にはβ-グルカン(主にはβ1,3Dグルカン)が結合する受容体(レセプター)があり、このレセプターにβ-グルカンが結合するとこれらの免疫細胞が活性化されてガンに対する免疫力が高まることが解明されています。従って、β-グルカンが免疫力を高めるためには、体の中に入ってマクロファージやリンパ球を直接刺激することが必要と考えられます。

がん治療に対して免疫力を高める目的で使用される抗がん剤(クレスチン、ピシバニール、レンチナン、シゾフィラン)といったβ-グルカン製剤は注射用専用の薬剤として血管投与されています。一方では、漢方薬の本場である中国では、きのこ由来のβグルカンをキノコから抽出した生薬としてβグルカン成分を注射することで抗腫瘍免疫を高める治療が、多くの病院で広く行われています。

ここで注意すべきは、「注射」は医療行為にあたるために病院で医療従事者にしか実施できない医療行為だという点です。つまり、病院での治療に望みが無くなった、もしくは病院以外の自宅で緩和治療を行いたい患者には治療の実施が難しい状況が発生してしまいます。一方のβグルカン健康食品は、患者が自分で購入し、気軽に経口摂取で摂取できることが優位点となっており、多くの企業が商品開発することで、広く流通しているのです。

一般的には抗がん治療薬が血管への注射で効果があった場合にも、物質・成分によっては経口摂取でも効果があるとは限りません。人間の消化器官に入ることで様々な消化液中の酵素で薬品の成分が変質したり、物質が腸から吸収されるかどうかというのが問題となるからです。
しかし幸いにもβグルカンは人間の分泌する消化酵素では分解されない糖鎖だという有利な性質があり、βグルカンがβグルカンのままに、物性が変化することなく口から腸まで届きます。また、腸粘膜の細胞の孔との大小比較においても、マクロファージが自身よりも大きなβグルカンを捕食することが判っています。

つまり、βグルカンとは、血管注射だけでなく経口摂取でも成分品質に変化なく、目標である腸へと到達可能で、腸内で体内へ吸収されることができる珍しい成分物質なのです。

このβグルカンの性質は、マウス実験でも確認されています。
マウスにβグルカン抽出物を食べさせ、つまり経口摂取させても、血管内への注射と同等以上の抗がん効果が確認されているのです。
これまでに確認されたβグルカンの経口投与による動物実験研究では、複数の固形がん(乳がん、胃がん, 前立腺がん等)の抑制効果、転移抑制効果、NK細胞活性上昇、肺胞マクロファージ活性化作用、IgA産生増強作用(粘膜免疫増強作用)などが確認されています。

つまりβグルカンは、血管注射せずとも経口投与によって腸へ届けるだけでも免疫系へ採用することが実験でも確認されたわけです。これは、人間や動物の腸においては、βグルカンを栄養分として吸収しなくても腸の表面の免疫細胞に接触することで作用し、腸管免疫機能を高めているからだと理論付けられています。
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βグルカンが腸管免疫を活性化
βグルカンを高分子化学では、β―D-グルカンと表記します。

このβグルカンの中には、連鎖形状によってさらに多様な分類が挙げられます。例を挙げるとβ-(1→3)-D-グルカン、β-(1→6)-D-グルカン、β-(1→4)-D-グルカン、β-(2→3)-D-グルカンなどのβグルカンです。これらの中で唯一機能性があるとされるのが、正確に記するとβ-(1→3)-D-グルカンという種類のβグルカンです。

この種類のβグルカンが、免疫細胞のマクロファージを活性化し、感染症への抵抗力向上や抗がん作用を発揮していくことが解明されていきました。そしてこのβグルカンの効果が発揮されるには、免疫細胞それにはマクロファージの表面のレリセプター(受容体)にβグルカンの分子が直接接触して賦活情報を伝えることが不可欠であると検証され考えられています。

ここでしかし、高分子であるβグルカンの長大な鎖状の分子形状は分子量がは大きく、長大な鎖状の分子です。もっと小さくなければ腸の粘膜上皮細胞の孔を通れないかもしれないとの懸念が生まれます。ず吸収はできません。
他の栄養素が腸で吸収されるのと同様にではβグルカン分子もが小さく消化分解されて吸収される必要があるとの仮説です。
しかし、この仮説は経口投与されたβグルカン健康食品の数々の研究結果から否定されています。つまり多くの実験結果からβグルカンを経口投与しても確かに免疫力の上昇やガンの抑制作用が現れているのです。

まずβグルカンの分子連鎖構造は人間の消化酵素では基本的には分解できない、つまり経口摂取されたβグルカンが分解されることなく高分子のままに腸まで分解されずに届いているという事実です。
のです。同じくβグルカンの一種であるセルロース(紙)の分子構造に近いβグルカンは、腸内で消化・吸収されることはなく、高分子のそのままに排泄されてしまいます。
しかし、β-(1→3)-D-グルカンも体内に吸収されないはずのβグルカンです。が、前回も述べましたが経口投与でも確かに免疫力の上昇やガンの抑制作用が現れます。

吸収されないのに作用が現れるのはなぜでしょう?

それは、β-(1→3)-D-グルカンがβグルカンは腸粘膜を刺激することで全身の免疫力を向上させているからなのです。

グルカン注射抗がん剤クレスチンのβグルカンは、血液から腸の粘膜細胞の中に吸収されて血液に入り、β-(1→3)-D-グルカンが免疫細胞に接触して効果を現します。一方で経口摂取されたβ-(1→3)-D-グルカンは(注射製剤のβグルカンでは血液中で反応するが)、腸粘膜表面に接触することで腸管免疫細胞を活性化し、その影響が全身に及び免疫力向上アップの効果として発揮されていると結論付けられています。

腸管免疫が盛んに研究されるようになったごくのはまだ最近の研究の成果ことです。腸管免疫や免疫システムの研究は最近注目を集めるようになった歴史が浅い研究分野ですが、最先端の分子免疫学的手法が応用されはじめたことで、次々と新しい研究結果による多くの知見と発見が得られるようになりましたています。

「免疫学」に関する注目が集まっている今、人体最大の免疫器官である腸管免疫システムは、医学研究の中で最もホットな注目を集めている研究分野の一つです。βグルカンの免疫器官への作用過程の解明はその最大の成果と言えます。
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βグルカンが免疫力を高め、体を守る
β-グルカンは免疫力を高めることによる抗がん作用が注目されていますが、その本質は免疫細胞を刺激することで免疫システム全体の機能を高めることにあります。
体内に入ったβグルカンが細網内皮系の免疫細胞を刺激できることが判明しており、中でも免疫応答システムの最初の段階で活躍する免疫細胞であるマクロファージとの接触が最大の鍵と見られています。

免疫細胞のマクロファージは、まず入ってきた異物を捕食します。異物を見つければ手当たり次第にまず食べて消化し、味見をするわけです。異物を消化してバラバラにし、その特徴をヘルパーT細胞に伝達し、ヘルパーT細胞が更に多のリンパ球や好中球などを活性化します。

マクロファージの細胞表面には、βグルカン、特にβ(1,3)Dグルカンに結合する受容体が存在し、これはレセプターと呼ばれています。βグルカンがマクロファージのレセプターに接触すると細胞内情報伝達系が活性化されて、マクロファージは活性化モードに入ります。活性化されたマクロファージは、異物を捕食する能力や免疫情報物質であるサイトカイン類を放出する働きが高まり、他のリンパ球を刺激するようになります。この結果、βグルカンに刺激されたマクロファージが抗体産生力を高めたり、NK細胞のガンへの攻撃力を高める作用などを免疫機能の活性化が具現化するわけです。

がん をはじめとする多くの疾患は免疫力の低下や機能不全に関連して発病することが判っています。従ってβグルカンはがん だけではなく、免疫力の低下が原因となっている様々な病気に対する薬理作用も期待できるのです。

以下にβグルカンを用いた動物実験の例を紹介しましょう。

●自己免疫性糖尿病モデルマウス : βグルカンを与えると発症が大幅に遅れた。
●全身性自己免疫疾患モデルマウス : βグルカンを与えると症状が著しく改善された。
●大腸菌を体内に注射して敗血症を起こさせたマウス : βグルカンを与えると死亡を防ぎ回復を促進した。
●マウスの感染予防 : βグルカンを与えると肺炎球菌への感染防御効果を示した。
●拘束された高ストレスマウス : βグルカン与えるとBリンパ球と抗体量が多くストレス障害が軽減した。

動物実験は、人体に対しても必ず同等の反応が現れるとは断定はできないものです。しかし、これらの実験結果は生体としての同様の作用反応が期待できる有意なレベルと言えます。ただし、これらの疾患に対するβグルカンの作用効果は結果としては確認できているものの、その効果が発現する仕組みに関しては今だに完全には解明されてはいないのです。このあたりの効果の証明がβグルカンを用いた治療が民間療法と揶揄される原因ですが、病院治療と平行して自身で試すには全く問題の無いレベルの成果であると言えるでしょう。

これらの、免疫低下にはじまり糖尿症、高ストレスは我々現代人の健康に関して頻出の問題です。
多くの実験結果がβグルカンが我々人間の免疫システムの機能を高め、健康を増進させてくれる可能性が高いことが示されています。
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