βグルカンの効果と効能

がんに効く、がんを抑える、がんが治ったβグルカン健康食品の作用とは!?
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βグルカンの吸収メカニズム
抗がん剤として開発・認可された抗がん剤にはβグルカンを血管投与するクレスチン(ピシバニール、レンチナン、シゾフィラン)があります。一方で、経口摂取するβグルカンとしての健康食品・サプリメントがこれほどまでに普及しているのは何故でしょう。両者に効果の差はあるのかを検証してみました。

この比較結果を解明するには、βグルカンが免疫力を上げる仕組みに遡及する必要があります。

免疫細胞であるマクロファージやリンパ球の表面にはβ-グルカン(主にはβ1,3Dグルカン)が結合する受容体(レセプター)があり、このレセプターにβ-グルカンが結合するとこれらの免疫細胞が活性化されてガンに対する免疫力が高まることが解明されています。従って、β-グルカンが免疫力を高めるためには、体の中に入ってマクロファージやリンパ球を直接刺激することが必要と考えられます。

がん治療に対して免疫力を高める目的で使用される抗がん剤(クレスチン、ピシバニール、レンチナン、シゾフィラン)といったβ-グルカン製剤は注射用専用の薬剤として血管投与されています。一方では、漢方薬の本場である中国では、きのこ由来のβグルカンをキノコから抽出した生薬としてβグルカン成分を注射することで抗腫瘍免疫を高める治療が、多くの病院で広く行われています。

ここで注意すべきは、「注射」は医療行為にあたるために病院で医療従事者にしか実施できない医療行為だという点です。つまり、病院での治療に望みが無くなった、もしくは病院以外の自宅で緩和治療を行いたい患者には治療の実施が難しい状況が発生してしまいます。一方のβグルカン健康食品は、患者が自分で購入し、気軽に経口摂取で摂取できることが優位点となっており、多くの企業が商品開発することで、広く流通しているのです。

一般的には抗がん治療薬が血管への注射で効果があった場合にも、物質・成分によっては経口摂取でも効果があるとは限りません。人間の消化器官に入ることで様々な消化液中の酵素で薬品の成分が変質したり、物質が腸から吸収されるかどうかというのが問題となるからです。
しかし幸いにもβグルカンは人間の分泌する消化酵素では分解されない糖鎖だという有利な性質があり、βグルカンがβグルカンのままに、物性が変化することなく口から腸まで届きます。また、腸粘膜の細胞の孔との大小比較においても、マクロファージが自身よりも大きなβグルカンを捕食することが判っています。

つまり、βグルカンとは、血管注射だけでなく経口摂取でも成分品質に変化なく、目標である腸へと到達可能で、腸内で体内へ吸収されることができる珍しい成分物質なのです。

このβグルカンの性質は、マウス実験でも確認されています。
マウスにβグルカン抽出物を食べさせ、つまり経口摂取させても、血管内への注射と同等以上の抗がん効果が確認されているのです。
これまでに確認されたβグルカンの経口投与による動物実験研究では、複数の固形がん(乳がん、胃がん, 前立腺がん等)の抑制効果、転移抑制効果、NK細胞活性上昇、肺胞マクロファージ活性化作用、IgA産生増強作用(粘膜免疫増強作用)などが確認されています。

つまりβグルカンは、血管注射せずとも経口投与によって腸へ届けるだけでも免疫系へ採用することが実験でも確認されたわけです。これは、人間や動物の腸においては、βグルカンを栄養分として吸収しなくても腸の表面の免疫細胞に接触することで作用し、腸管免疫機能を高めているからだと理論付けられています。
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