βグルカンの効果と効能

がんに効く、がんを抑える、がんが治ったβグルカン健康食品の作用とは!?
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βグルカンとヘルパーT細胞
パイエル板から全身循環に飛び出すB細胞もβグルカンと関連の深い免疫細胞です。

パイエル板で抗原刺激を受けたB細胞は、形質細胞に分化すると、全身循環を経由した後に腸管に再分布します。そして粘膜の下でIgAを盛んに分泌します。

分泌されたIgAは細胞外で二つの分子がペアになることでIgA二量体を形成します。 IgA二量体は、腸管上皮細胞の基底膜側(粘膜面と逆側)の受容体と結合し、上皮細胞の中に取り込まれ、その後に細胞内を横断して粘膜面側に輸送され放出されます。

細胞の食作用で取り込まれた後に小胞に包まれて移動し、反対側へ放出されるこの反応は「トランスサイトーシス(transcytosis)」と呼ばれています。腸管免疫においては、抗原が粘膜の下に取り込まれる際にM細胞によってトランスサイトーシスされ、さらにIgAが粘膜外に分泌される際にもトランスサイトーシスされるわけです。

ヘルパーT細胞の活性化で免疫機能全体の増強
パイエル板ではB細胞が活性化されるだけではありません。免疫応答の司令官であるヘルパーT細胞も活性化されることで、ヘルパーT細胞は様々な指令を発しています。

具体的にはヘルパーT細胞もサイトカイン類を放出するのですが、B細胞を活性化するIL-5,IL-6以外にもIL-2、IFN-γ(インターフェロン − ガンマ)などを産生することで免疫を刺激しています。

IL-2は、T細胞自身の増殖分化を活性化し、NK細胞の活性を上げ、LAK細胞を誘導するなどの様々な作用を持ち、免疫機能全体を増進する中心的役割を担う、非常に重要なサイトカインです。ヘルパーT細胞が出すIL-2によってヘルパーT細胞自体の数と活性が増え、病原菌の感染に対する免疫力が高まると言われています。

また、IFN-γも様々な作用を持っています。まず抗腫瘍作用の強いIFN-αとIFN-βの作用を増強します。また、IFN-γは白血球を感染局所に誘導する作用やマクロファージを刺激して貪食・殺菌作用を強化します。

複雑に相互調節している免疫細胞群
ヘルパーT細胞にはTh-1とTh-2があり、Th-1細胞から分泌されたIFN-γはTh2反応を調節する作用も持っており、過剰にTh-2が反応しないように抑制していると考えられています。Th-2反応とは、抗体産生を中心とする免疫反応と言えます。

全身の70%にも及ぶリンパ球が集まる腸管からはIL-2、IFN-γ以外にも多くのサイトカイン類が分泌され、全身の免疫組織を刺激しています。その他にも、パイエル板で活性化されたリンパ球やマクロファージが、腸管から出て全身のリンパ組織に向かい、各所で病原体への免疫攻撃にも参加しているのです。

腸管は免疫細胞の中央総指令室
腸管の免疫組織は免疫システム全体の「中央総指令室」兼「訓練場」兼「士官学校」と言えます。しかも腸管は、最も大量の外敵つまり病原体や異種抗原に接する攻防の「最前線」でもあるのです。


腸管免疫の異常は多くの慢性疾患の原因にも
近年に増加傾向のある喘息やアトピー、花粉症などの疾患は過剰な免疫反応が原因です。免疫システムが過剰反応する理由は、腸内環境の異常を原因とする腸管での異常な炎症反応です。

また、腸管免疫と癌(がん)との関連は、その発病から転移、治療まで全ての段階での強い関連性が注目を集めています。がんを発病した人の多くは腸粘膜が汚く腫れ、多量の宿便が付着し、慢性の炎症を生じているとの研究成果が報告されています。つまり腸内の慢性炎症が原因で免疫細胞の力の大多数が腸粘膜での攻撃に消費されてしまい、その他の全身の腫瘍細胞監視機構にまでは免疫細胞の手が足りなくなった結果が、がんの発生とその成長とされているのです。

何度も何度もガンの再発、転移が繰り返されてしまう がん患者は、腸管免疫機構が十分に機能していないことが主因と考えられます。腸管免疫が機能不全の状態では手術や抗癌剤、放射線の治療を行ってても再発・転移を防止することができず、体の負担のみが増幅・蓄積されている悪循環とも言えます。

腸管免疫機能を高めるβグルカン
腸管免疫の機能を高めることによって、全身の免疫能力を高めることができます。全身の免疫力が高まれば、万病を予防し、アンチエイジング・長寿の効果も期待できるのです。

βグルカンは腸管免疫のパイエル板を中心とした免疫監視機構の中に取り込まれることで免疫応答の連鎖を起こし、全身に指令を出させることで免疫機能の向上が見込める機能を持っているのです。
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